昨年に続き、やはり今年の夏も、異常な暑さですね。
しかも、何日も続いていますので
熱中症になる人や体調を崩す人が続出しています。
アトピー性皮膚炎にとってもこの異常な暑さが続いている状況は、
大きな悪化要因となっています。
夏場にアトピー性皮膚炎が悪化するという人は多く、
当院でも毎年、春から夏場にかけて
アトピー性皮膚炎に悩んで来院される人が増えますが、
今年は、例年に比べ多くなっています。
とくに30~50代の人の来院が増えています。
夏場にアトピー性皮膚炎が悪化する理由としては、
・汗をかいてかゆみが増す
とくに、皮ぬけしたところや蒸れやすい場所のかゆみが強い
・体に熱がこもって赤み(炎症)が増す
とくに、保湿剤やステロイド剤など外用剤をつけている方は、
薬で皮膚を被っているので体の放熱がしにくい
・暑さとかゆみのダブル攻撃で夜眠れなず、皮膚の新進代謝が悪い
があります。
さらに、今年は外の暑さと冷房による室内温度との差が激しいので
冷房によって全身の筋肉が固くなり血液循環が悪くなりやすいところ、
外に出ると暑さで急激に体温上昇するため大量の汗をかいたり、
固くなった筋肉がゆるまず適切に汗をかけず、熱ごもりしてしまっている
ケースが多く診られます。
また、異常な暑さによる体力の消耗が、皮膚の新進代謝や自律神経の働きを
悪くしているとも考えられます。
年齢が高くなればなるほど、皮膚の新陳代謝や自律神経の働きが低下してくるので
とくに30~50代の人の来院が増えているのかもしれません。
アトピー性皮膚炎の暑さ対策としては、
・体に熱がこもらないように、なるべく薄着をする
・汗をかいてもすぐに乾くように、風通しのよい服装を選ぶ
・外用剤の使用は、熱ごもりの要因にもなるので、
塗るときはなるべく薄く使う
・シャワーでよく体を洗い流す
とくに、外用剤を使っている人は、石けんで体をよく洗う
・筋肉が固くならないように、適度に体を動かす
などが大切ですね。
当院では、最適な湿度温度の下、
全身の筋肉の緊張をほぐし体のゆがみを整えて、
自律神経の安定を図っています。
アトピー性皮膚炎でお悩みの方は、
ぜひお近くの川井筋系帯療法治療センターに
ご相談ください。
・病院でステロイド剤を勧められた方
・ステロイド剤を使用してもよくならない方
・ステロイド剤をはじめ薬剤を止めてもよくならない方など、
健康で丈夫な身体になるように、一緒にがんばりましょう!!
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