先天性股関節脱臼について
今回は、先天性股関節脱臼 による股関節の痛みで
お悩みの患者さんのお話です。
先天性股関節脱臼 とは
股関節の受けにあたる骨盤の臼蓋関節から
太ももの大腿骨頭が脱臼してしまう病態です。
男児より女児に圧倒的に多く
出産の1000/1の発生率といわれます。
「先天性」とはいいますが、
遺伝的な要因や血族間の結婚による奇形などの他に、
出産直前の母親のホルモン（エストロゲン）の影響、
逆子、オムツの履かせ方などの後天的なものも含まれます。
生後三ヶ月位での検診が適当とされ、
その時期に治療すればほとんどが整復され、
その後の影響も最小限に抑えることが出来ます。
しかし、
検診時期が早すぎたり見逃してしまったりして
放置してしまうと
浅いまま成長してしまうこと）から
変形性股関節症（クッションの関節軟骨が
磨り減ったり、当たる骨の部分に骨棘と呼ばれる
盛り上がりが出来てしまう）
に症状が悪化してしまい、股関節、腰、膝の痛みを
引き起こし、歩行も困難になってしまう事もあるので
注意が必要です。
今回来院された患者さんは整形外科で先天性股関節脱臼
と診断された四十代後半の女性です。
生後六ヶ月位にはギブスも装着していたようですが、
学生時代は強い痛みはなく中学でバレーボール、
高校で剣道に励んでいたとのことでした。
股関節の痛みは5年前歩行中に転倒したのをきっかけに
出るようになったとのことです。
レントゲン撮影をして骨には異常は無かったものの、
ここ１～２年は座るのも股関節を曲げるのも辛く
膝も痛くなってきてしまったとのことです。
色々と思い悩まれて当治療センターに来院されました。
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（施術の感想）
先天性股関節脱臼の為、整形外科へ行っても
骨には異常がある訳でもなく・・・
しかし夜寝るのもつらく泣く程の痛みがあっても
どこへ行けばいいのかずっと探していました。
また股関節の悪い為の他所への負担もわかってはいながら
どうすれば？と思っていました。
あまりの痛さに、ネットでこの治療センターを見つけ、
また近所にあったと言う事もあり、正直半信半疑で来てみました。
まだ数回受けただけですが、
足の痛みはもちろん、肩こり、頭痛などもウソのようになくなり、
痛み止めの薬も不要になりました。
歩行やくつ下をはくのもトイレも楽になりました。
改めて体のゆがみの影響がこんなにも大きかったと
実感しました 。
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初回の施術が終わり私服へ着替える際、
更衣室から「ウワッ」と驚いたような声が聞こえました。
伺ってみると普段は痛みの為に片足立ちでの動作が困難だったのが
施術後は楽に行えた事に感激したとのことでした。
痛みがあるとちょっとした日常のことも不自由に感じるものですよね。
これからも痛みの少ない快適な生活のお手伝いをさせていただきます。
先天性股関節脱臼の痛みでお悩みの方は、
是非一度お近くの川井筋系帯療法治療センターに
ご相談ください！
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